7月13日(木)「きょうの健康」熱中症・紫外線対策

テーマは、夏の熱中症・紫外線対策「紫外線から体を守る」です。

 近畿大学教授の川田 暁 (あきら)先生

 

紫外線はビタミンDをつくるなど、よい面もあるが悪い面も少なくない。

 

 長期間にわたって紫外線を多く浴びると

○皮膚がん

○白内障

をひきおこすことがある。

 

紫外線からどう体を守るのか?

紫外線はUVAUVBの2種類ある

 

UVA波長の長い紫外線で、皮膚の深いところまで入っていく。

 

UVBは、波長の短い紫外線で、皮膚の浅いところに入っていく。

 

皮膚に悪い影響があるのは、UVBのほう。

日焼け反応をおこしたり皮膚がんをおこす作用が強い。

 

UVBよりも影響が弱いが、UVA長時間日光にあたることで、皮膚の細胞に悪い影響をあたえる。

 

紫外線の4つの悪い影響とは?

 1 光老化・・・しみが多くなる、深いしわ、厚くかたい皮膚になる、良性のはれものが出来やすくなる

 

2 免疫の働きが低下・・・

免疫の働きを担当している細胞の働きが弱くなる。

そして、体全体の免疫の機能も落ちてしまう。

         ↓

口唇(こうしん)ヘルペスにかかることもある。

1度かかると再発を繰り返す病気

 

3 目の異常を引き起こす

 ●角膜炎・・紫外線による傷で雪山など紫外線の反射が強い場所で起きる雪眼(ゆきめ)が有名

 ●翼状片(よくじょうへん)

 ●白内障・・・水晶体というレンズの役割を担う組織が濁ってくると視力が低下したり、物が見えにくくなる。進行すると、失明する場合もある。

 

 4 皮膚がんが起こりやすくなる

   一番怖いのは、皮膚がんである。

 

<紫外線の影響を受けてなりやすい主な3つの皮膚がん>

 

有棘(ゆうきょく)細胞がん 

手足・顔にできやすい。

イボと間違われやすい。

 

■基底(きてい)細胞がん 

首から上にできやすい。

日本人が多くかかる皮膚がんである。

 

悪性黒色腫(メラノーマ) 

 悪性度が高い。

 メラニン色素をつくる細胞などが

がん化してできるもの。

進行が早く転移しやすい。

 

<皮膚がんの治療>

 基本的には、手術で切除

抗がん剤や放射線で治療することもある

 

<紫外線対策>

〇 紫外線のつよい時間帯をさける

〇 日陰を利用する

〇 帽子または日傘やサングラスをかける

〇 肌を出さない

〇 日焼け止めを使う

 

*日焼け止め

クリームタイプ、液状ローションタイプなど

 SPF値とPA分類があるが、

数値が大きいほど、効果が高い。

 

☆SPF値(10~50̟+)・・UVBの防止効果 

☆PA分類(PA+~PA++++)・・UVAの防止効果

 注意:強いものは肌に負担がかかることもある。

 

日常生活(散歩、買い物で10分~15分)

→ SPF10~20

  PA+

 

屋外での軽いレジャーやスポーツ(30~60分)

→ SPF20~30

  PA++~PA+++

 

炎天下でのレジャーやリゾート地でのマリンスポーツ(海水浴など)

 → SPF40~50+

   PA++++

 

<日焼け止めの塗り方>

(塗る量)

クリームタイプ・・パール粒2コ分

液状のローションタイプ・・一円玉2枚分

 

(塗り方)

塗りこまずに皮膚にのせて均一に伸ばす。

 30分から1時間おくと、肌になじむので、早めに塗ることが大事。